お子様の集中力はどれくらいでしょうか?
5分?
10分?
30分?
1時間?
はたまた3時間?
もちろん、人によって、様々ですよね。
でも、お父さんやお母さんが、「勉強しなさい!」とお子様によく言いますよね!?
確かに、自分で勉強ができるようになるために、学習習慣を身につけることが必要です。
毎日、最低、学年×10分の勉強が必要です。
しかし、問題は長い時間勉強するだけでよいのかということです。
学習時間という「量」だけではなく、学習内容の濃さである「質」にも注意してほしいのです。
人間の集中力の長さには限度があります。
最初の3~5分はよくても、どんどん集中力は落ちてゆきます。
児童研究会調べによると、 お子様が学校の 授業に集中できる時間は・・・
小学1年生 7分
小学4年生 10分
小学6年生 15分
中学3年生 20分
お父さんやお母さんが思っているほど、お子様の集中力は続かないのです。

特に最近では、ゲームやテレビの影響で、大人でさえ15分しか集中できない方が多くいます。
理由は想像つきますよね。
1つの子供向けのアニメ番組が、30分で構成されています。
途中で休憩としてCM広告が入るので、ストーリーの半分までで15分です。
細かく言えば、オープニングやエンディングの歌が入るので、実質10分位になります。
もちろん、このテレビ番組も、人間の集中力の時間を計算して作成されているので、なかなか上手く作ってあると感心します。
(場面やアングルの切り替わりも3秒で変わりますしね。)
テレビを子供の頃から見て慣れ親しんでいる方は、要注意ですよ。
さて、ご家庭での勉強時間の前に、心配なのは学校の授業についてです。
あなたは学校で先生の授業をきちんと聴けているのでしょうか?
学校の1限の授業時間は、小学校で40分、中学校で50分です。
単純に、小学生で考えましょう。
授業40分-集中10分=聞き逃し30分
な、なんと、30分も聞き逃しているのです!!!
さすがに、現実的には、これほど多く聞き逃しがあるとは思いません。
しかし、授業中すべて集中しているわけではありません。
この集中していないときに、学校の先生が重要なことを話していると、授業がわからなくなります。
さらに問題があります。
お父さんやお母さんが学校で習っていた「現代化カリキュラム(1971年実施)」によると、小学校6年間(国・算・理・社)の総授業時間は、3941時間でした。
2002年から実施されている新学習指導要領の「ゆとりカリキュラム(2002年)」では、2941時間しかないのです。
単純に、時間数で比較すると、ちょうど「1000時間の差」となります。
単純計算として、1日5時間学校で勉強するとします。
1週間で5時間×5日=25時間。
1ヶ月4週間で100時間となり、1000÷100=10ヶ月分となります。
休みを含めると、1学年分がなくなったことになります。
また、自宅学習として計算すると、小学生が毎日1時間勉強するとします。
1年間365日続けるとしても、約3年間必要です。
1000時間削減の主な理由は、次の4つです。
①小中学校は、完全週5日制へ移行 (365日のうち165日である45%がお休みです)
②週当たり2授業時間の削減
③小3から週2時間以上の「総合学習」を導入
④教科書内容3割削減・先送り
この足りない1000時間を埋めるために、家庭学習や塾での勉強が必要なのです。
まずは、絶対量を増やしましょう。
通塾している方は宿題があるので、この「量」と「質」は充分に確保できています。
これだけ取り組んでも、なかなかミスが減らない方もいます。
原因の1つは勉強をしていないからではなく、「適切なタイミング」で復習をしないからです。
学校で習ったことは、1単元が終わったら、約1ヶ月位後にまとめの定期テストを実施されます。
この定期テストを行うことで、復習のチャンスが生まれ、もう1度やり直さないといけないと考えることができるのです。
それを意識して、テストまでの計画表が立てられるようになると、もう一人前ですね。